やめる時間術 を 読んでみたので レビュー

尾石晴さん(ワーママはるさん)の

やめる時間術を読んでみたのでレビュー

 

外資系企業に勤めていたバリバリキャリア

ワーキングマザーが

時間の効率的な使い方について書かれた本です。

 

印象に残ったこと

1:隙間時間を活用するスキルを磨いても、時間不足は解決しない

2:朝活ができない人もいる

3:先にやらないことを決める

4:もともと会社員でバリバリ働くことが好きだったが変わった

5:早く行きたければ一人で行け、遠くまで行きたければみんなで行け

6:時間飢餓という概念

 

 

1:隙間時間を活用するスキルを磨いても、時間不足は解決しない。

隙間時間の活用は、多くの自己啓発書、ビジネス書で

推奨されていますし

実際に能力を高めるのに非常に効果的です。

 

そんな隙間時間の活用は

もちろん著者の晴さん自身も活用しており、

5分空いたらkindle本を読む

10分ならメールの返信をするなどのタスクを決めています。

 

しかし時間を作るための優先順位としては高くないのです。

非常に効率的かつ、自己成長を伴う行為なのですが

意思力を使い続けるため、これだけでは息が詰まり

習慣化できない人もいるのです。

 

まとまった時間で

本当にやりたいことをやるのことが

優先順位が高いと

改めて気付かされました。

 

2:朝活ができない人もいる

朝活も多くのビジネス書で推奨されている方法で

メリットとして家族に迷惑かけない

誘惑少ない(飲み会ない、テレビない)

脳が疲れていない

そのためその時間に意思力を必要とする仕事や学習や運動を

行うのが効率がいいとされています。

 

しかし朝起きて、意思力を必要とする仕事を

行うこと自体が、

辛くていつまで経っても習慣化できない人もいると

気付かされました。

 

その場合は効率が下がるかもしれないし、

脳は疲れているかもしれないけれど

確かに

夜に勉強や運動するのでも良い

ですよね。

 

習慣化の方が重要です。最近はそうしております。

何よりも朝寒いのでそれを乗り越えて走る事で

意思力を削り取られてしまうのは勿体無いです。

 

 

3:先にやらないことを決める

やりたいことの to do list よりも

やらないことの not to do listの方が重要度が高い

そしてnot to do の逆のことをしましょうという提言。

 

私なら 

・電話に出ない(逆:全部メール)

・職場の飲み会行かない(逆:職場でない飲み会に行く)

・我が子に媚びない(逆:我が子と対等に付き合う)

 

これが正解かはわからない。

正解なんてないか。

 

4:もともと会社員でバリバリ働くのが好きだったが変わった

著者は、外資系の会社でバリバリ働いて

管理職についてバリバリ働いて

一生それを続けていくものだと思っていたそうです。

 

なぜならば仕事そのものが面白かったからです。

 

しかしそれが理想の生き方とは違うと気づいたとのことですが

これは現在の生き方が理想に変わったという解釈をしました。

もちろんこれからも変わっていくのだと思います。

 

スティーブ・ジョブズでいうところの

*connecting the dots

(点と点が繋がって、結果として線となっていた という人生)

 

嫌われる勇気で言うところの 

エネルゲイア

(ダンスを踊ることを楽しんでいるうちに、

気がつけば今いる場所に移動していた 的な考え方)

 

ですね。

 

実際に仕事そのものが面白く

充実していて

時間のリソースを作れれば

さらにそれを仕事に再投資し、能力を高めていく

というのは楽しい作業だと思います。

それ自体がやりたいことにもなりうるのです。

 

この辺りはメキシコ人漁師のジレンマを思い出した。

fukkinwareru.hateblo.jp

 

 

時間とお金があったら何をしたいのか。

100億あってもそれをやるのか?

 

 

私自身も仕事は好きだし、トレーニングも好きだ。

しかしだらだらしたいし、甘いものも食べたい

子供ともっと遊びたい

 

20代の頃は、仕事終わりにビールを飲みまくって

カラオケ行って騒いで、最後にラーメン食べて

家に帰ってそれを全てトイレに戻す

と言う行為を何度もしていて

めちゃくちゃ楽しかったし

 

今でも

「あんなことするくらいなら、もっと別のことすれば良かった」と

全く思わない。

 

 

しかし、今は同じことは絶対にしない。

意味ないと気づいたのではなく

それに意味を感じなくなるように変わったのだ

 

その時の点があって、今の点があって

実はそれは繋がっている。

 

やりたいことや、目的は変化するものだ

人は欲張りなのだろう。

 

今はソファでゴロゴロしながら

チョコレートを食べていれば

足が速くなり、英語が話せるようになる方法が知りたいし

 

子供とマイクラやっているだけで

interestingな科学のアイデアを生み出したい

 

でもその方法が見つかってないから

全部やろう。

 

そんな今やりたいことも

徐々に変化していくだろう。

 

5:早く行きたければ一人で行け、遠くまで行きたければみんなで行け

アフリカの諺だそうです。

人に甘えてもOKと晴さんは述べられています。

 

私も個人でできることは限られており

会社というでかい船に乗っているからこそ力を発揮できると思っております。

組織に属することでやりたくないことや

付き合いたくない人なんてあることは当たり前で

それに嘆くよりも

メリットを享受しながら進むのが正解かなと感じています。

 

6:時間飢餓という概念

この言葉は初めて知りましたが

概念はいつも感じていたことなので

非常に納得できました。

 

どういう事かと言うと

後ろにスケジュールが入っていると

現在進行しているタスクの効率が下がると言う事です

 

例えば、1時間後に約束がある場合とない場合でする掃除では

約束がない場合の掃除の方が質が上がるという現象だそうです。

 

脳のワーキングメモリが

その後にあるスケジュールに使用されてしまうからですね。

 

これは

1の隙間時間をかき集めてもそんなに良くない

2の朝活が素晴らしいことばかではない

という理由とも繋がります。

 

要するに、意思力を使う仕事を

隙間時間でやったり、朝やったりするのは効率的な面もあれば

実は非効率だという側面もあると言うこと。

 

なのでその事実を知って

自分にどう生かすかが重要ですね。

最近は夜トレーニングや夜の執筆の方が習慣化できている。

隙間時間にtwitterを眺めることも許容している。

 

著者はワーママはるさんと言うお名前で

Voicyでの発信をしておりそちらも面白いのですが

著作も大変面白かったです。

 

他にもたくさんの有益な考え方が詰められていて

どんな立場の人が読んでも活用できる哲学が詰まっていると思います。

 

そんな私は

・ワンオペ育児をさせている側

・オンオペ家事をさせている側

長時間労働

のワーキングファーザーですが

本当に勉強になります。

 

全然関係ないですが

ワーママ の関連検索はこれ 

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はるさん凄い 「疲れた」が4位

 

市民ランナー はこれ

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 川内選手凄い 2位がうざい(笑)

 

バンドマン 彼氏 はこれ

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隙間時間の鬼と感じた

ひろつるさんの本の感想も今度書こう

 

ではでは